虫歯や歯の根、歯周病の治療、さし歯、入れ歯、予防など、乳幼児からご年配の方までの歯と口に関する病気の治療を行います。歯科医院で受ける治療の大半がこの一般歯科になります。

お子様の虫歯の治療や予防処置、永久歯の歯並びや噛み合わせが正しくなる様に指導や治療を行います。健康で正しい歯にする為には矯正治療がきちんとできるかかが重要です。小児歯科治療は虫歯を治療するだけでなく、お子様の健やかな成長を歯科医師の立場から支援し、「お母さんといっしょに、健康で丈夫な美しい歯と体を育てて行くもの」と考えています。

歯周病はほとんどが一本の歯にだけではなく口の中の全体に発症します。歯周病は口の中にいる細菌が原因です。細菌が出す毒素によって歯肉が赤くなったり、ぶよぶよに腫れたり出血する病気で進行すると骨(歯槽骨)が次第に溶けていきます。歯磨きを丁寧にしていても細菌を含んだ歯石は付着し、徐々に歯肉よりも下の歯根にたまります。これは歯科医院で行う治療(スケーリング)でしか取り除く事はできません。このスケーリングと歯磨きの両方が正しく行われないと、歯肉に健康を取り戻す事はできません。歯周病が進行しないように定期健診(メインテナンス)が重要になります。

悪い位置にある歯を顎の中で少しずつ動かしたり、顎を良い方向に動かしたりして、正しいきれいな歯並びや噛み合わせを作る治療です。しかしただ単に「歯並びをきれいにする事」が矯正歯科治療の目的ではありません。歯並びは、噛み合わせ(食物を噛み切り、砕き、消化を助ける等)と審美的(対人関係、発音、コンプレックス等)に大きく影響します。つまり歯の正常な咀嚼機能を取り戻し健全な身体と心をつくる為の治療が矯正歯科治療なのです。

インプラントは生体との親和性が高いチタンという金属で造られています。失ってしまった自分の歯の替わりにインプラントを顎の骨の中に埋め込み、その上に人工の歯を作成して噛み合わせを回復する治療法です。インプラントは固定性なのでガタついたりせず自分の歯の様に噛めるのが特徴です。 入れ歯ではどうしても満足することが難しかった「食べる、話す」事も、インプラント治療により自分の歯と同じような感覚を取り戻すことができます。しかし不十分な口腔衛生状態が続くと、インプラントの脱落などの原因になります。定期的な健診(通常3〜6月ヶ月)と、毎日のブラッシングによる徹底したプラーク除去が必要不可欠です。

親知らずの抜歯、顎関節症の治療、外傷の治療等といった顎口腔領域の外科処置を中心にその疾病全般等を扱います。例えば ①埋伏歯、親知らずに関するトラブル ②けがなどのよる歯牙脱臼や脱離の処置。歯肉、口唇、舌などの裂傷 ③頭頸部領域の新生物(良性腫瘍、ガンなど)④舌小帯付着異常(舌がつっぱって「ら行」が発音しにくい)を行います。

これからの歯科は単に治療をするだけではなく、健康な状態を維持する事が重要であると考えています。予防歯科では、口腔内のチェックや虫歯、歯周病の検査と定期清掃を行います。その他歯磨きや食生活の指導、噛み合わせの検査なども基本的な項目です。歯科衛生士による歯のクリーニングで、歯の表面についたバイオフィルムと呼ばれる虫歯菌や、歯周病菌を専用の機械を使って除去しきれいにします。3〜6ヶ月の定期健診をお勧め致します。

要介護の高齢者の方には、歯科医院に通院したくても出来ない方がたくさんいらっしゃいます。そんな患者さんの要望に応える為に、自宅や施設に伺い歯科治療や口腔ケアを行うのが訪問歯科治療です。訪問歯科治療の対象者は、歯科医師が医院への外来通院が困難と判断した方に限られます。